保険金の不正請求が発覚し、問題となっている中古車販売の大手『ビッグモーター』
社長が交代し一新を図っているようですが、
ビッグモーターは潰れるのでは?
と話題になっています。
今回はビッグモーターがすぐには潰れない理由7選をご紹介します。
【不正】ビッグモーターが保険金を水増し請求

中古車販売の大手『ビッグモーター』の板金修理部門において、車体にわざと傷をつけ保険金を水増しして請求していたことが発覚しました。
中古車販売会社の「ビッグモーター」(本社東京都港区、兼重宏行社長)が、故意に車を傷つけるなどして修理代を水増しし、自動車保険の保険金を不正に請求していたことが明らかになり、世の中の批判を浴びている。
Yahoo!ニュース
不正は全国的に行われていたようで、無作為に選んだうちの半分近くで不適切な行為が疑われるなど衝撃的な事実が次々と発覚していますね。
この不祥事を受けて、ビッグモーターの社長と副社長が辞任し、新たな社長が就任しましたが、まだまだ問題は収まることがなさそうです。
ビッグモーターは潰れるのか?

保険金の水増し請求が発覚したビッグモーターですが、倒産する可能性はあるのでしょうか。
今回の水増し請求の総額は5000万円近くに登るとみられ、全額を返金するとなると会社としてはかなりの出費ということになります。
2022年11月からビッグモーターが実施した自主調査では、8427件の保険金申請のうち15.1%に当たる1275件で不正行為が見つかったとしている。水増し金額の総額は4995万円で、1台当たり3万9000円の計算。
Yahoo!ニュース
国土交通省や金融庁も調査に乗り出しており、問題解決までは時間がかかりそうです。
今回の不祥事でビッグモーターに対するイメージが悪化したことは言うまでもなく、今後の経営に問題が生じることとなりそうです。
しかし現時点で、ビッグモーターが倒産するという可能性は低いと思われています。
【7選】ビッグモーターが潰れない理由がやばい

ビッグモーターがすぐには潰れない、と言われる理由は7つあります。
【その1】会社規模が大きい

『車を売るならビッグモーター』というCMのキャッチコピーのとおり、中古車の買取で最大手とも言えるビッグモーター
その会社規模は
- 全国300店舗
- 従業員6,000名
- 年商7,000億円
と業界ではトップクラス。
これだけの会社規模なので、今回の不祥事で負債ができたとしてもすぐには潰れないのではないかと思われています。
【その2】過去の不祥事でも倒産していない

保険金の水増し請求で大きな問題となっているビッグモーターですが、過去にも不祥事を起こしています。
- 2016年 インサイダー取引
- 2016年12月 社内罰金制度
- 2021年秋以降 保険金不正請求
今回の不祥事も2021年秋頃には表面化していたんだとか。
ビッグモーターの複数の関係者によると、水増し請求が表面化したのは2021年秋のこと。損保の業界団体に「上長の指示で過剰な自動車の修理をし、その費用を保険会社に請求している」という旨の内部通報があったことがきっかけだ。
東洋新聞オンライン
それでも今まで業績が右肩あがりで伸びているので、今回の不祥事でも倒産までは追い込まれないのでは。と思われています。
【その3】中古車の需要がある

今は、中古車の需要が伸びており、中古車業界が活発になっています。
わざわざ新車を買わなくても、中古車で十分。という方も多いのではないでしょうか。
今回の不祥事でビッグモーターに対する信用度がさがっていることは間違いないですが、中古車の買取部門や販売部門では売り上げが見込めるのではと予想されています。
ビッグモーターが抱える中古車の台数は他の中古車販売店に比べても多いのは明らかですよね。
たくさんの車から選びたいという人は、より数多くの中古車を抱えるビッグモーターで買うという選択をしてもおかしくないですよね。
こうした点で、すぐに倒産することはないと思われています。
【その4】ビッグモーターが上場していない

ビッグモーターは誰もが知る大企業ですが、上場している会社ではありません。
上場している会社であれば、株主に対して詳しい説明をすることは避けられません。
しかし、上場していない会社であればその必要がないそうです。
そのため詳しい追求をされずに自体が終息していく可能性もありますね。
今回の不祥事では社長と副社長が退任し、会社のイメージを一新させようとしているので、このまま倒産せずに会社を続けていく可能性もあります。
【その5】不祥事は忘れられやすいため

ビッグモーターの保険金の水増し請求。
かなりの衝撃的な出来事ではありましたが、世の中では日々衝撃的な事件が起こります。
そうすると、次第に話題が薄れ忘れられていく可能性があります。
過去に大きな不祥事を起こした企業でも、倒産せずに存続できている会社はありますよね。
- ダイハツ工業 衝突試験の不正認証
- 日本ハム 牛肉偽装・隠蔽事件
- 三菱自動車 リコール隠し
こうした『不祥事は忘れられる』という点からビッグモーターも今回の不祥事では倒産しないのではないかを思われています。
【その6】買取部門の不祥事ではない

今回のビッグモーターの不祥事は『板金修理部門』での不祥事です。
ビッグモーターのメインの売り上げは『買取部門』
今回の不祥事がメインの買取部門ではないので、倒産するほどの痛手ではないのでは。と思われています。
しかし、今回の不祥事では
店舗前の街路樹に除草剤をまいた
といった、ビッグモーター全体のイメージを悪くさせる出来事も報告されているので、会社の売り上げ自体が下がることは避けられなさそうです。
【その7】ビッグモーターでは中古車が高く売れるから

中古車買取実績No.1を謳うビッグモーター
その買取額は他の中古車買取店に比べても高いんです。
車を売る時は、少しでも高く売りたい。と考えるのが人間ですよね。
多少不祥事でイメージが悪くても、高く買い取ってくれる会社に車を売りたいと考える人が多いのではないでしょうか。
ビッグモーターのメイン部門である『買取部門』の売り上げが伸び続けていけば、すぐに倒産することはなさそうです。
以上の7つの理由で、ビッグモーターは倒産しないのでは。と考えられています。
ビッグモーターの不正にネットの反応は?

中古車買取大手のビッグモーターの信じられないような不祥事に、ネットではがっかりする声が多く上がっています。
社長と副社長が退任し、会社のイメージ回復を図っているビッグモーター、
今後の会社の対応にも賛否の声があがりそうですね。
まとめ
今回は、ビッグモーターが保険金水増し請求で倒産するのかについて調べました。
7つの理由ですぐに倒産する可能性は低いと考えられるビッグモーター。
今後、会社がどのような対応をするのかでも大きく変わっていきそうですね。